一緒にいたいけど…家族に対する相反する感情
家族に対しては、2つの相反する感情があります。
一つは、できるだけ多くの時間を家族と過ごしたいという気持ち。私としては家族と一緒にいられる時間を大切にしたいし、できるだけ長く一緒にいたいです。もちろん子供のことも沢山抱きしめてあげたい。一方で、自分がいなくなった後の家族のことを考えると、一緒にい過ぎることはどうなのかなとも思っています。
この2つはどちらも本当の気持ちで、場面によって使い分けている感じです。具体的には子供と長い時間過ごしたいと思っている自分がいる一方で、あんまり深入りしたくない自分もいる。子供に自分の思い出をどこまで残していいのかは正直よくわかりません。ただ、きっと上手く成長してくれるだろうとは考えていますが。
家事に協力的な夫。今では全員分の食事を用意するまでに
家事の面で言うと、罹患してから2年間、全く料理をしていないですね。
ファーストの際に手のしびれがひどくて包丁すら持てず、今では持とうと思えば持てるんですが、自分で料理をすることはなくなりました。
今は私の代わりに夫が料理をしています。朝早く起きて、私の分と自分の分、子供の分も作っていて、多いときには3パターンの食事を用意することも。それから出勤して、帰宅後に子どもたちをお風呂に入れて…といった感じで、夫には家事をすごく頑張ってもらっています。
もともと夫は料理好きで家事に協力的でした。まだ私が働いていた頃は、私の方が帰宅時間が遅くなることも多く、夫が子供にご飯を食べさせてくれていたことも。状況としては今でもそれが続いているという感じですね。
近所に住む義理の父母からも多大なサポート。背景には夫の助言
義理の父母にはとても助けられています。
夫の実家は、本当に近所で徒歩で1、2分ほどの距離。自分が夫の実家に行って、一人でご飯を食べるくらいには仲がいいです。
自分が夫の実家に行くことよりも、義理の母が私の家に来てくれることの方が多いかもしれません。朝来てくれて、炊事洗濯など家の仕事をほとんどしてもらっています。どうやら夫が、家も近いからできるだけ家事を手伝ってあげて欲しいと言ってくれたみたいです。
さすがに私からは言い出せなかったので、夫にも義理の母にも感謝しかありません。家が近所という理由もありますが、自然な形で助けてもらえているのは、本当にありがたいです。
ただ治療内容でもナイーブな部分はどうしても自分からいいにくいところもあります。主治医からは、一緒に過ごす家族には情報共有をした方がいいと勧められてもいるのですが、伝えづらさがどうしてもあって。今は代わりに夫から伝えてもらうこともありますね。
私の性格もあるのですが、甘えられるところはどんどん甘えさせてもらっています。サポートしてもらいやすい環境でもありますし、今ではお母さんにも、あれやってこれやってとか遠慮なくお願いしていますね。