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  • 前立腺がん・前立腺腫瘍

2015年8月 前立腺がんの放射線治療

端部陽性が判明、放射線治療を開始。通院と仕事を両立させるため働き方を調整した


端部陽性が判明、全33回の放射線治療を受ける

8月6日に病理検査の結果が出て、端部陽性を告げられました。

切除断端部に腫瘍が残っていたのです。端部陽性の場合は再発リスクが高く、追加治療を勧められました。医師と今後の治療方針について話し合い、提示された選択肢は放射線治療とホルモン療法でした。

情報収集で作成した二元表を参考に、ホルモン療法よりも放射線治療を希望しました。放射線治療は全33回。8月31日から10月20日まで行いました。

看護師さんは話しやすい雰囲気の方でありがたかった

放射線治療の際にいつも付き添ってくださる看護師さんがいて「治療を受けて副作用や気になる症状が出たらすぐに仰ってください」と声をかけてくれました。

私の場合、放射線照射後の違和感もほとんどなく、副作用もこれといったものはありませんでした。強いて言えば最初の1、2回は治療後に軽いめまいがしたぐらい。それも最初の1、2回だけでそれ以降、何か気になる症状はありませんでした。

看護師さんはとても感じがよく、話しやすい雰囲気のある方でした。おかげで私の方も何の気ない話も含め、気兼ねなく話すことができました。治療中は副作用や気になる症状はありませんでしたが、何か症状が出たらすぐに話ができる雰囲気がありがたかったです。

始業時刻を調整。柔軟な働き方で対応

放射線治療は、1回の治療時間は少ないものの、平日は毎日病院に通い続けなければなりません。私の場合は、出勤前に治療を受けられるよう調整しましたが、それでも始業時刻には間に合いませんでした。始業時刻は9時なのですが、通院すると出社が10時を過ぎてしまうのです。

会社には放射線治療を受けるため始業時刻に間に合わないことを伝えていました。胃の内視鏡手術前にフルタイムからパートタイムの勤務にスイッチしていたこともあり、柔軟な働き方の対応を許容してもらいました。

出社が遅くなる分は給料が減るだけです。仕事をする中で、17時以降も仕事が残っていれば、その分を片づけるという働き方をしていました。あまり給料面のことは気にせず、自分に与えられた仕事を、一日の中で処理することを意識して働いていました。

手根管症候群を発症、がんの治療中に手術

放射線治療を受けていた時期、入院中に発症した手根管症候群(日本整形学会「手根管症候群」)の外科手術を受けました。もともとは前立腺がんの手術で入院していた時に手の痺れなどの症状が出始め、退院後もしばらく左手の痺れがとれませんでした。

入院中に病院内の整形外科を受診。手根管症候群との診断を受けました。当初は内服薬を処方され、入院中はずっと服薬で対応していました。しかし、あまり効果がなく、痺れは収まりませんでした。退院後、整形外科の医師から手術をしましょうと提案され、放射線治療に入る前のタイミングで手術を受けました。

振り返ってみると、2014年の12月にがん検診を受けて胃がんと前立腺がんの疑い。2015年は、胃と前立腺の治療中に手根管症候群も発症。色々なことが重なった年になりました。

 

 

がんを経験された個人の方のお話をもとに構成しており、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません。

新型コロナウイルスの影響によりテレビ会議を用いて取材を行ったため、写真は後日追加予定です。

Hatch Healthcare K.K.

前立腺がんの手術

前立腺がんの放射線治療

術後の後遺症

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