初めての方へのリンクバナー画像
  • その他のがん(子宮頸がん)

2019年11月 手術

そけい部にポコッとした腫れ。実はリンパ節に転移


2019年9月、そけい部のリンパ節転移が分かりました。

以前から腫瘍マーカーの値が上昇していたため、主治医には「どこかに再発してる」とは言われていました。しかし再発を疑うような自覚症状はなく、CT検査を受けてみたものの異常なし。様子を見るに留まりました。

7月頃になり、そけい部がポコッと腫れていることに気付きました。その腫れについて次の診察時に主治医に伝えたところ、念のため調べましょうということで、腫れた部分のそけい部をCTで撮影。結果的に2cmのがんが見つかりました。

放射線治療で副作用が強く出たことを知っていた主治医は、私に切除手術を提案。簡単な手術だから30分で終わるという話をされ、私は手術を受けることに同意しました。

手術をするも、術後に腸閉塞を発症

2019年11月、そけい部リンパ節のがん切除手術を受けました。

手術自体は話に聞いていた通り、30分程度で終了。手術中には執刀医から「起きてる?」「寝た?」などとフランクに話しかけられた記憶もありますし、主治医が言っていたように難しい手術ではなかったようです。術後も特に痛みは出ず、翌週からは仕事にも復帰、普通の生活に戻りました。

ところが手術から約2週間後、今度は腸閉塞を起こし、1週間入院しました。

後から知ったのですが、開腹手術をすると腸が癒着して、腸閉塞を起こしやすくなるんだそう。だから消化に悪いものはなるべく避けるよう言われていたんです。それ以来、食べ物には気をつけています。

三度目の抗がん剤治療。前向きになれずセカンドオピニオンを受けた

術後の治療方針として、主治医からは抗がん剤治療を受けるべきと説明を受けました。

今まで主治医の方針に従ってきた私ではありますが、この時ばかりは「抗がん剤治療はもうやりたくない」と拒否。それでも主治医は再発予防のためにやるべきだとの立場だったのでで、お互いの意見が折り合いませんでした。

そもそもなぜ私が医師の意見に反対したかと言うと、過去に再発予防を目的とした抗がん剤治療を受けたにも関わらず、転移しているという経緯があったからです。抗がん剤治療を受ければ必ず転移しないというわけではないのは分かっています。それでも私にとって抗がん剤治療はとても辛いものでした。もしまた転移してしまうなら……と考えると、三度目の抗がん剤治療に対しては前向きになれませんでした。

医師との話し合いは平行線、結果的に私はセカンドオピニオンを受けるため都立の総合病院を尋ねました。

結論から言うと、セカンドオピニオン先の医師にも抗がん剤治療を勧められました。私のがんは進行がんだから再発を繰り返すとのこと。だから抗がん剤をやるべきだという話でした。

今の生活を大事にしたい

結局、私は主治医と相談し、セカンドオピニオンも考慮したうえで「抗がん剤はまだいいです」と治療を拒否しました。

決して抗がん剤を否定してるわけではありません。私の場合、体質的に抗がん剤の副作用が強く出る可能性があるので、もしまた抗がん剤治療を再開したら、働くことができなくなるかもしれません。今の生活も大事にしたい。せっかく得た仕事も辞めたくないんです。

主治医からは、もし手術できないところに転移したらどうするんだと言われましたが、個人的には、そのときはそのときだ! という感じですね。

術後1年経過も再発なし。今後も自分を信じて生きていく

現在、再発はありません。 

2020年1月と3月の検査では腫瘍マーカーの値は上がってませんでした。6月に少し上がっていたものの基準内。仮にもし再発してしまっても、抗がん剤をやっておけばよかったと後悔することはないでしょう。

主治医やセカンドオピニオン先の医師からすれば、間違った選択だったかもしれません。もちろん先のことは分かりませんが、自分の決断を信じて生きていきたいと思います。
 

Hatch Healthcare K.K.

転居

手術

関連するタグ一覧

会員登録をすると、がん経験者同士でコメントのやり取りができます

tomosnote(トモスノート)はがん経験者向けのコミュニティサイト(無料)です。会員登録をして、今の想いや経験をわかちあいませんか。

会員登録(無料)する

関連するスレッド

がんについて知る

関連するカテゴリー