• 肺がん・肺腫瘍

2018年6月 手術

職場には診断後報告。手術に向かう背中を押された

職場には、2回目の精密検査で肺がんと診断が下りた後、直属の上司に別室にて報告をしました。

「がんである」と伝えた相手は直属の上司です。別室に来てもらい、一対一で伝えました。部下や取引先には伝えていません。上司にだけ報告し、上司経由で必要に応じて社長などに伝えてもらう、というかたちを取りました。

このときには具体的な治療方針も決まっておらず、入院日数がまだわかっていなかったので、主治医から言われた通り2週間ほど休むことになると話しました。

上司には手術の結果次第では抗がん剤治療に進む可能性があるといった手術後の見通しについても報告。上司は「仕事のことはいいから、まずは病気にしっかり向き合い、治療に専念してね」と、治療に向けて背中を押してくれました。

セカンドオピニオンより肺がんの手術を優先した理由

2018年9月、診断の翌月には手術を受けました。治療を急ぎたい気持ちがあり「できるだけ早い日程を組んでください」と要望を出していたのです。

セカンドオピニオンを受けたい気持ちもありましたが、主治医の治療方針に納得しており、セカンドオピニオンを受けるよりも手術を優先しました。

実際に手術を受けられたのは翌月でしたが、早めに受けられてよかったと思っています。

手術は4時間で終了。前夜は緊張で眠れず

手術を受ける前日に入院しましたが、その晩は眠れない夜となりました。

ベッドの中では、スマートフォンで肺がんの情報を見ていました。そうでもしないと気が紛れなかったからです。

手術当日、麻酔で眠るまではずっと緊張していました。手術自体は4時間で終了し、右肺を全摘しました。術後、主治医から画像検査で見つかっていた影以外に腫瘍はありませんでしたと言われました。

入院期間は10日ほどでした。私には長女と長男、2人の子どもがいます。子どもたちは手術の日は来ませんでしたが、入院期間中、一度だけ見舞いに来てくれました。これはやっぱり嬉しかったですね。

妻は手術当日付き添ってくれましたし、数日おきに洗濯物を取りに来てくれました。がんだと告げた時こそ泣いていた妻ですが、そこまで悲観的にならず前向きに考えていてくれたそうです。4時間に及ぶ手術後には「がんが取れてよかった」と、心底安心した様子でした。

肺がんの手術後は体力回復のためウォーキングに励む

手術後、身体中が痛みました。手術当日や翌日、翌々日ぐらいまではとても痛くて、寝返りも打てないほど。

日が経つにつれてそうした痛みも順調に引いていったと記憶しています。すぐにランニングなどはできませんでしたが、院内を1日1,000歩、2,000歩と徐々に歩数を増やしながらウォーキング。体力の回復に努めました。主治医からも「歩くのが一番だよ」とウォーキングを勧められていましたので。

退院後も会社の勧めで1ヶ月仕事を休む

術後10日で退院しました。術後特に治療はなく2か月に1度の定期検診になりました。

日常生活に支障はなかったので、当初はすぐに職場復帰しようと考えていました。ただ、会社側が「もうちょっと安静にしても良い」と療養を勧めてくれ、結局1ヶ月ほど有給休暇を使って休むことに。

休んでいる間も毎日外で1、2時間かけてウォーキング。5,000歩から1万歩歩くことを目標にしていました。それ以外は基本的にはインドア生活です。映画を見たりゲームをしたり。相変わらず肺がんのブログはチェックしていました。また、治療記録を残し忘れないためにも自らブログを書くようになりました。
 

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2018年6月、会社の健康診断をきっかけに肺がんが判明。コロナ以降は在宅勤務主体で以前からの仕事を継続。子どもとのコミュニケーションが増加したと感じる日々。

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