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  • 肺がん・肺腫瘍

2019年4月 減薬

仕事が抗がん剤治療の副作用を忘れさせてくれた

2019年3月までは3剤を併用していた抗がん剤治療ですが。4月からは1剤をやめ、2剤による維持療法を継続しました。その後、10月からは1剤に切り替えました。

3剤の2コース目までは入院していたのですが、特に日常に支障が出るような副作用はなかったので3コース目からの治療は外来で受けて、治療の日だけ仕事を休んでいました。出勤日も副作用のムカムカ感は残りましたが、仕事をしていることで忘れられ、かえって気が紛れるというところはありました。

化学療法の経過が順調だったこともあり、抗がん剤を単剤に

単剤になったのは私の希望があったからです。おそらく併用していた2剤のうち1剤の副作用でしたが、1週間ぐらいムカムカ感が続きました。化学療法の経過が順調で副作用のムカムカ感がつらかったため、主治医に「1剤だけではだめですか?」とお願いしたんです。最終的には主治医の判断で単剤に移行することになりました。

3剤から2剤に減らしたときは、副作用の変化はあまりなかったです。むしろ2剤にしても、回数を重ねていくうちに、身体にダメージが蓄積しているような感覚がしました。

しかし2剤から単剤に切り替えたところ、副作用が劇的に変わりました。ムカムカ感が完全になくなったんです。これは驚きでした。現在も単剤による抗がん剤治療を続けています。

副作用で腱鞘炎。自己免疫疾患と診断される

ただ、2020年の9月頃から新たに腱鞘炎の副作用が出るようになってしまいました。左手も多少ありますが、特に右手の症状が強いです。

痛みがひどくなってきて、院内のリウマチ内科を受診。エコーを撮ってもらうと炎症が酷くなっていることがわかりました。筋肉の腱が炎症を起こしているということでした。

診断は、単剤で続けていた抗がん剤による自己免疫疾患。免疫を抑制させなければならないということで、ステロイドの服用を進められ、これは今でも服用しています。

腱鞘炎の症状は今でもまだ癒えていません。飲み始めたばかりなので、今後の経過を見て、ステロイドの注射に切り替えるかもしれません。

抗がん剤治療は単剤を3ヶ月に1度の頻度で実施中

2020年12月時点では単剤での治療を続けており、徐々に間隔を開けています。最初は3週間ごとにやっていましたが、今は3ヶ月に1回までの頻度に減ってきています。

治療経過が良好であったこと、足にあった筋肉痛のような副作用が今後、全身に広がってしまうという懸念があったことで、投与頻度を少なくしてもいいか主治医と相談し、頻度が下がりました。

腱鞘炎になったため、2020年9月以降、1年近く治療を中断してしまいました。悪性腫瘍については血液検査及び画像検査からは増悪していない状態が続いています。

今後の投与は抗がん剤の副作用のこともあるので、主治医と相談して決めたいと思っています。
 

Hatch Healthcare K.K.

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