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  • 精巣がん・精巣腫瘍

2013年5月 転院・セカンドオピニオン

抗がん剤治療の効果に陰り。大学病院へ転院後、セカンドオピニオンを受診

治療効果が実感できず、大学病院へ転院

セカンドラインの抗がん剤治療を開始して、1クール目までは特に問題はありませんでした。雲行きが怪しくなってきたのは2クール目以降。そのあたりから治療効果に陰りが出始めました。思ったよりも腫瘍が小さくならないのです。主治医もクール毎にこのぐらいは小さくなるだろうと予測をしていましたが、想定していたほどの治療効果が出ていなかったんです。

主治医から治療経過の説明を受ける中で、あまり抗がん剤が効いていないという話に。想定外の結果を前に、主治医も話しづらそうにしていました。最終的には、「ここでこれ以上治療してもよくならない可能性が高いので、大学病院に転院しましょう」と提案されましたね。

自分自身としても主治医の話を伺いながら納得。大学病院に転院して治療することを決めました。一方で毎日のようにお見舞いに来てくれていた妻には、転院で家から病院が遠くなったと言われましたね(笑)

セカンドオピニオン受診。手術の決断を後押しして欲しかった

2013年にセカンドオピニオンを受診しました。実は大阪に戻る以前、東京でかかっていた病院の医師から「あなたの場合は放射線治療をしてもしなくてもそれほど変わらないよ」と説明を受けていたのです。しかし転院先の医師からは「自分であれば放射線治療をしただろう」と言われ、過去の治療については前の主治医と真逆の見解でした。この件もあって、セカンドオピニオンを受けてみようと思いましたね。

他の理由を挙げるとすれば、大掛かりな手術が予想されていたことも大きいです。前の手術とは違い10時間以上の手術、他の医師の意見も聞いてみたいなと。実際の手術予定日はもっと先でしたが、心の準備をするためにも早めに受けておきたく、抗がん剤のクールの合間に受診しました。その頃には手術を受ける覚悟はできていたつもりでしたが、「受けた方がいいよ」と、改めて誰かに背中を押して貰いたかったんだと思います。

セカンドオピニオンを受けることは先生方にも伝えました。主治医は「全然かまいませんよ」と仰ってくださったのですが、3名ついてくださっていた先生方のうち一番若い医師に、当初難色を示されました。今の時代にその反応は驚きましたね。私は単純に、別の病院の医師にも診てもらいたいなというぐらいの気持ちだったのですが…。

 

 

がんを経験された個人の方のお話をもとに構成しており、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません

Hatch Healthcare K.K.

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