• 悪性リンパ腫

2017年5月 診断

耳の下にしこり。皮膚科で取ってもらえると思っていた

耳の下に、コリコリしたしこりのようなものができていることに気づいたのは2017年2月のことでした。
もちろん気になってはいたのですが、私自身すぐに病院に行くような性格ではなくしばらく放置してしまいました。

その後、しこりが次第に大きくなり、目立つようになってきたので、最初は整形外科を訪ねることに。しかし、整形外科では「もう少し大きくなってから来てください」と言われて、詳しくは診てもらえず。その2週間ほど後、ちょうど娘が皮膚科のクリニックに行く機会があったので、ついでに私も一緒に行って診てもらうことにしました。

しこりについては痛みもなく脂肪腫やこぶのたぐいであり、病院に行けばすぐに取ってもらえるものと思い込んでいました。しかし、触診してくれた先生は、同じようなしこりが腋の下や鎖骨など体のあちこちにあることを指摘。たしかにただ事ではありません。言われてみればいろんな箇所にしこりがある状態でした。

大学病院できちんとした検査を受けることを勧められ、紹介状を書いてもらうことになったのです。

ネットで調べて悪性リンパ腫と直感

そうは言ったものの、大学病院を勧められたときは、私自身ピンと来ていませんでした。そこまで重篤な症状だとは考えていなかったのです。
家に帰って自分でインターネットを開き、腋の下や鎖骨のしこりについて調べてみると、悪性リンパ腫という言葉にたどりつきました。

直感的に「これはがんになったのかもしれない」と悟り、不安を抱きました。もともと私はドライな性格だったこともあり、そのときはショックを受けたり、絶望したり、将来を悲観するようなことはなく冷静に受け止め、もしがんだとしたらどうしようか考えている自分がいました。

さまざまな検査を経て告知を受ける

紹介状を書いてもらった大学病院を5~6回ほど訪ね、皮膚科、内科、耳鼻科、血液内科で血液検査や尿検査、CT検査など身体の隅々まで検査しました。

検査がすべて終わった2ヶ月後の7月、濾胞性(ろほうせい)悪性リンパ腫(濾胞性リンパ腫(外部サイト))の告知を受けました。

告知は1人で受けました。告知に限らず、基本的には病院には1人で訪れ、告知から治療方法の説明まで、すべて1人で受け、妻に付き添いをお願いすることはありませんでしたね。

診断が下りるまで職場には伝えなかった

私はガス業に従事しています。車で現場を往訪しお客様と会うこともある、インフラの仕事です。

告知を受けるまでの2ヶ月の間、職場にはまだ何も伝えていませんでした。大学病院では待ち時間も結構長く、検査を受けに行く日は必ず全休か半休をとっていたため、多少職場には迷惑をかけてしまったかと思います。

まだ診断が下りていないため、どう伝えるべきかもわからず、申し訳なかったと思っています。
診断が下りた後、職場の上司や同僚に対して病状を初めて伝えました。

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耳のしこりがきっかけで濾胞性リンパ腫の診断を受ける。一度再発・再度の抗がん剤治療を行ったが、趣味のBMX(自転車)を変わらず続けているほか、ウェイトトレーニングも欠かさない

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