※本記事は、患者さんの体験談であるため、具体的な病状や治療法なども出てきますが、あくまでも個人の例であり、病状や治療効果は、個人差があります。すべての患者さんへ適応できる状況、効果を示すものではないことを了承ください。
オンラインで受けたセカンドオピニオン
治療方法を決める際、「アフラックのよりそうがん相談サポート」にも電話しました。
サポーターには、主治医からのお話で分からなかった部分の理解を助けていただいて、治療について理解を深めることができました。
また、サポーターからオンラインでセカンドオピニオンを受けられるFindme(ファインドミー)というサービスも紹介してもらいました。主治医以外の医師の見解も聞いてみたいと思っていたので利用し、レポート形式でふたりの医師の意見を聞きました。
レポートには、「主治医の治療法選択は妥当だと考えます」「この病状の場合は、治療の選択肢は多いですよ」などのコメントがありました。
レポートはいずれも暖かな思いやりが感じられる言葉で綴られており、治療に向けて励みにもなりました。もしレポートを書いた医師にお会いする機会があるなら、直接お礼の言葉を伝えたいと思ったほどです。
近くに乳腺外科がある病院は少なく、仕事をしているので治療開始までの短い期間に遠方の病院まで行ってセカンドオピニオンを受けるのは現実的ではありませんでした。受けるにしても、どのような基準で病院を選べばいいかもわかりませんでしたし。ですので、オンラインで完結するセカンドオピニオンの存在には助けられました。
2週間病休を取り臨んだ手術
2024年1月、3泊4日で入院し手術を受けました。入院1日目は検査、2日目に手術です。
1日目、まず新型コロナウィルス感染症の検査と血液検査を行いました。血液検査は、「手術に耐えられる体調か確認するため」のものだと説明がありました。
手術は、2日目の午前9時に開始となりました。そのため、当日午前6時以降、食事はもちろん水も飲めない状況でした。これまでにも別の病気の治療で全身麻酔を必要とする手術を3回受けたことがあり、術前緊張することはありませんでした。
手術に際してはただただ、「早くがんを取ってしまいたい」という気持ちだけでした。実は、全身のMRI検査をして右胸だけでなく左胸にもしこりがあることが発覚したため、両胸の手術が必要になり、手術が当初の12月から、年をまたぎ1月へと延期になっていたんです。
手術は予定どおり、2時間ほどで終わりました。
3日目、主治医が回診に来て、傷の状態などをチェックする程度で特にリハビリなどはありませんでした。主治医からは、「手術ではリンパ節も開けましたが事前の見立て通り転移はなく、そのためリンパ節郭清もしませんでした」と説明がありました。
点滴が外れて出血するなど不測の事態もありましたが体調に問題はなく、予定どおり4日目に退院できることが3日目の夜決定しました。
4日目の退院時、リハビリの話は特にありませんでしたが、「傷が治るまでは激しい運動はしないように」との指示だけがありました。傷が治り次第放射線治療の開始となるので、治りが遅いと治療の開始も遅くなるためです。
手術に際し、仕事の調整が必要でした。そのため、術後どれくらいで仕事ができるのか主治医に聞いたところ、「あなたの場合はすぐに復帰して大丈夫ですよ」と言われました。
月曜日に入院し木曜日に退院だったので、金曜だけ休みをもらい土日とあわせて1週間休めばいいかなと当初考えていました。上司に相談したところ「2週間休めるように人員確保はしているから」と言われ、ありがたく2週間休ませてもらいました。
※アフラックのよりそうがん相談サポートは、Hatch Healthcare株式会社が提供するサービスであり、アフラックの提供する保険またはサービスではありません。