骨盤リンパ節への転移判明。抗がん剤治療を受けるため再入院
手術直後は、顔つきもきれいで卵管や卵巣への浸潤もなかったため、目視の範囲では、ステージIaと告げられていました。ですが、術後の病理検査にて骨盤リンパ節への転移が判明。
ステージⅢaと告げられました。
医師からは予防的な意味も込め、抗がん剤治療を勧められました。私としてもこればかりはやるしかないんだろうなと感じ、特にためらうこともなく、医師の説明通り抗がん剤治療をすることに。
退院後は復職も考えていたので、仕事と両立できるか医師に相談してみましたが、副作用の出方については実際に投薬してみないと分からないとのことで、この時点で既に、会社はもう少し休んだ方がいいなと考えていました。
スケジュールとしては1月26日に退院、10日間ほど家で過ごした後に、抗がん剤治療を受けるため再び入院しました。
全6回の抗がん剤治療がスタート。1日目は血液検査から
2月6日、1クール4週間、全6回の抗がん剤治療の1回目がスタートしました。
入院初日の6日は体調を確認するための血液検査。投薬は翌日7日からです。
最初に吐き気やアレルギーを予防する点滴を打ち、その後に抗がん剤の点滴が続きます。朝から始まり、終わったのは昼過ぎ。途中、昼食をとりながらも点滴を続け、半日程度はベッドの上で過ごしました。
入院中は毎日尿検査を実施。尿量もチェックされており、それらの検査で問題がなかったため、1週間後に予定通り退院することになりました。
退院するにあたり、主治医には入院中に感じた細かい不調を伝えました。主治医から数種類の漢方薬を処方してもらい、その時に初めて、副作用の対処法として漢方薬を使う選択肢があることを知りました。
抗がん剤治療中、常に少しだけ気分が悪かった
私は退院後、副作用の症状に悩まされました。
1回目の後は便秘がひどかったです。
2回目以降は便秘の対策薬を当初から処方して貰っていたため、そちらの苦労はなくなりました。便秘の症状はなくなり、その代わりに常に少しだけ気分が悪い状態が続きました。すごく気持ち悪いという感じではないんです。ご飯が食べられないほどでもありませんし、なんとなく調子が悪い感じ。この気持ち悪さ・だるさは抗がん剤治療を受けている期間、常に続いていました。
医師からは退院時に「アレルギーに関してはもう心配はないけれども、副作用は出るかもしれないから注意して」とは言われていましたたので、これも副作用なんだろうなと理解することに。
後々分かったことですが、このだるさの原因は、実は白血球数の減少によるものでした。全6回の抗がん剤治療を通して私の白血球数は激減。数千個あるはずの値が380とか420くらいになっていました。
白血球の減少により重い風邪の症状。副作用で膝の痛みも
白血球の数が少なくなってしまったこともあり、2月には風邪を引き発熱の症状も出てしまいました。
1月から2月にかけては外出することもなく、誰とも接触する機会もありませんでしたので、なんでこんな重い風邪引いちゃったかな? と疑問に思いました。今までも季節の変わり目などは軽くせきが出るようなこともありましたが、熱が出るほど重い風邪にはならず、このときは、しっかり風邪を引いてしまったなぁと思いました。発熱自体は、37.5度前後に留まり入院の心配はない程度でしたが。38度を超えると別の副作用の問題が出てきて入院が必要になることも。普段の平熱も低めで、36度あるかないか、という状態でしたので、このときはかなり辛かったです。
他の副作用としては膝の痛み、手足の冷え、関節痛などもありました。ただしそれが原因で活動できないということはなかったです。
2017年12月に子宮内膜増殖症と診断を受けた後、異型細胞が見つかり、子宮体がんの告知を受ける。罹患後は働きながらの治療か休職かに悩むも、役員の勧めで休職を選択。復職後は3ヶ月間の時短勤務を経て、2020年1月より通常勤務。